苗床の公開展示 ―― 深山、鋼と蠢く群れの物理的拡張:フィットネスモデル麗奈の「複合開墾」標本記録

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「苗床」へと堕ちたフィットネスモデル・麗奈が、深山の神木に磔(はりつけ)にされる。1cmのチタンワイヤーを芯にして、剥き出しの肉の地層に放たれる**「オオムカデ」。カサカサと肉の繊維を掻き分け、骨盤の内側までを縄張りとする節足動物の侵食。さらに、その開墾された溝を「キセルガイ」**の強力な硬化粘液がガチガチに固定していく。文明の肉体が、山の異形と一体化し、二度と閉じぬ「複合開墾標本」へと再編される生理的蹂躙の定点観測記録。

アーカイブ088:物理開発・生理嫌悪データ

  • ターゲット: 麗奈(26)フィットネスモデル。「アーカイブ087」にて苗床化済み。

  • 物理定着: 1cm強化チタンワイヤー。神木への垂直固定。

  • 生物介入:

    • オオムカデ: カサカサ系。肉の断面を「足場」として物理的に掘り進め、縄張り化。

    • キセルガイ: 粘着・分泌系。強力な粘液でチタンと肉、ムカデの通路を「接着・形状記憶」化。

第一章:剥奪された機能美 ―― 「苗床」の運搬

寄生蜂によって「苗床」へと作り替えられた麗奈は、もはや自力で動くことはできなかった。 1cmの強化チタンワイヤーは、彼女の肉の深部に完全に埋没し、蜂の卵と麻痺毒によって腫れ上がった肉は、鋼の冷たさに吸い付くように硬直していた。

彼女は、特殊なカーボン製の運搬具に固定され、ヘリコプターで人里離れた深山へと運ばれた。目的地は、苔むした巨木が立ち並ぶ「禁忌の地」として、古くから地元の人間に語り継がれる場所だった。

「これより、『生体サンプル087』の定点観測および『物理的拡張』プロセスを開始する」

技術者の無機質な声が、森に響く。 麗奈は、意識は朦朧としながらも、自らの肉体の感覚が、まるで「機能不全の彫刻」として扱われていることを理解していた。脚を閉じようとするたびに、肉の内側で、鋼と異物が軋みを上げるような錯覚に陥る。

彼女の肉体は、見せるための美しさも、動くための機能も、すべてを剥奪されていた。

第二章:神木への定着 ―― 1cmの公開展示

運搬具から降ろされた麗奈は、その巨体から神秘的な空気を放つ「神木」と呼ばれる杉の木に、垂直に立てられた状態で固定された。まるで、その木の一部であるかのように。

彼女の股間を穿つ1cmのチタンワイヤーは、地上から2メートルほどの高さに位置するよう調整される。その下には、数名の「観測者」と称する者たちが、静かに座っている。彼らは、彼女の肉体に刻まれた「鋼と生物の融合」を、まるで芸術作品を鑑賞するかのように見上げていた。

「我々の目的は、この『人工的な苗床』が、この深山の生態系において、どのような『物理的変化』を遂げるかを観察することだ」

技術者の言葉が、冷たい風に乗って麗奈の耳に届く。 彼女の肉は、1cmのチタンによって完全に開かれ、蜂の卵が孵化を待つ不浄な深淵が、衆目に晒されていた。

第三章:カサカサとした侵食 ―― 巨大ムカデの「開墾」

「まずは、『地表の清掃員』による初期開墾プロセスに移行する」

技術者がガラスケースから取り出したのは、体長20cmを超える、漆黒の胴体と無数の鉤爪を持つ**「オオムカデ」**だった。彼らは、暗く湿った環境を好み、獲物を求めてカサカサと地表を這い回る。

ムカデは、麗奈の股間を穿つ1cmのチタンワイヤーと、その周囲に塗り込められた誘引剤の匂いに吸い寄せられた。一匹のムカデが、震える麗奈の内転筋の表面を、カサカサと硬質な音を立てて這い上がる。

「っ……ひ……、ひぃ……っ!」

ムカデは、チタンで肉が大きく開かれ、蜂の卵が埋め込まれた「肉の谷間」を、絶好の隠れ家と認識した。無数の鋭い足が、肉の断面を「足場」として掴み、彼女の内側のヒダを掻き分けながら、チタンの側面に沿って、より深く、より奥へと潜り込んでいく。

「カサ、カサカサ……」

硬い節足が、産卵毒で腫れ上がった粘膜を執拗に研磨する。ムカデは、チタンによって生じた肉の「人工的な裂け目」を、自分たちの縄張りとして認識し、肉の繊維を物理的にこじ開けながら、さらに奥深くへと侵入していった。麗奈は、自分の肉が、生き物に「掘り進められている」感覚に、精神を深く蹂躙された。

第四章:粘着と分泌 ―― キセルガイの「肉の接合」

「次に、『湿地の接着剤』を用いた肉の定着プロセスだ」

ムカデが肉の深部を這い回る中、技術者が取り出したのは、殻の先端がキセルのように湾曲した、細長い**「キセルガイ」**だった。彼らは、湿った岩肌に体を密着させ、強力な粘液で自身を固定する習性を持つ。

キセルガイは、1cmのチタンワイヤーと、ムカデによって新たに掘り進められた「肉の溝」に、無数の小さな体を密着させていった。彼らは、麗奈の体温と肉の湿気を栄養源とし、その殻の先端をチタンの隙間にねじ込むようにして、肉の断面へと強力な粘液を分泌し始めた。

「ねば……っ、ねばつく……っ! 中から、固まる……っ」

キセルガイの粘液は、空気に触れると急速に硬化する。ムカデが肉の奥深くを這い回り、肉の繊維を掻き乱すたびに、キセルガイの粘液がその掻き乱された肉の断面を「接着」していく。

1cmのチタンは、硬化する粘液によって肉の深部に完全に固定され、ムカデが掘り進めた「トンネル」は、キセルガイの分泌物によって物理的に「形状記憶」されていく。麗奈の股間は、もはや肉単体のものではなく、鋼と、節足動物の通路と、貝の粘液が複雑に絡み合った「生きた複合構造体」へと変質していった。

第五章:完成 ―― 深山の「複合開墾」標本

数時間に及ぶ展示と開墾のプロセスが終了した。

麗奈の肉体は、1cmのチタンを核として、深山の不浄な生命体に完全に組み込まれた「生きた標本」と化していた。 ムカデは肉の奥深くで「カサカサ」と動き続け、キセルガイの粘液は肉の断面をガチガチに固め、鋼を肉の構造体の一部として永久に定着させている。

「これで、『生体サンプル087』の第一次開墾プロセスは完了だ。この複合構造体は、このままこの神木に定着させ、長期的な観測を行う」

観測者たちが、満足げな表情で立ち上がる。 麗奈は、脚を閉じようとする衝動に抗うことができなかった。だが、もはやその筋肉は、彼女の意志に反応しない。肉の中に埋没した1cmのチタンと、その周囲で蠢き、硬化する異物たちが、物理的にその動きを完全に封じ込めていた。

一歩も動けず、神木に磔にされたまま、彼女の股間は、冷たい深山の風に晒され続ける。 肉の内側で蠢くムカデの感触、硬化した粘液の違和感、そしてチタンが常に肉を割り続ける物理的痛み。

フィットネスモデルとして、極限まで磨き上げられた「完璧な機能美」は、今、深山の不浄な生命と文明の鋼によって、誰にも理解されない「複合開墾標本」として、永遠に展示され続けることになった。

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